気楽にブログ

独りと犬1、猫1で暮らしている中で気づいたことや考えたこと、使ってみたものなどを紹介してます

犬生(人生?)で初めての本格的な負傷

今日、国道からちょっとだけスノーシューで、犬と一緒に山へ入った。

しばらく雪原をうれしそうに走り回っていたが、すぐにキツネの臭いを嗅ぎつけて追跡を始め、追いたてられたキツネが人間の方へ近寄ってきた。

しかし犬の姿は確認できない。何回も呼んだが戻ってこない。まあ、そのうち追いついてくるだろうと先へ進んで一休みしていると、突然スマホに着信音が入った。知らない番号だ。

タイミング的に、「ひょっとして犬のことですか。」と返すと、「そうです。国道を歩いてました。」とのこと。あちゃ~、国道に戻ってたかと思い、「すぐ行きます。」と答えた。

そのあとで「ケガをして出血してます。」と伝えられて急いで車に向かったが、この時には、どうせまたヤブ漕ぎで引っかけでもしたかすりキズだろう、ぐらいに考えていた。

戻ると犬は国道から少し入った車の場所、つまり出発点に自力で戻っており、電話をくれた通りすがりの方も、犬に付いて同じ場所で見守ってくれていた。

近くまで行くと私の姿を見つけて近寄ってきたが、雪に結構な出血の跡をつけながら歩いてくるし、歩き方が正常ではない。

連絡をくれた方にお礼を言って、見つけた状況などを聞くと、国道を歩いているのを見た際にはすでに傷を負っていて、ハーネスに書いておいた私の携帯番号と名前を見て連絡をくれたとのこと。連絡先が書いてあってすごくホッとしたと言ってくれた。

左前脚に複数のキズがあり結構深いが、一応自力で歩けるようだ。ケガをした前足も軽くだが地面についているのを確認して、いつものように車の後ろのドアを開けて指示すると、少し間があったが、かなり高いランクルの荷台に自分で飛び乗った。

どうやら後ろ足や腰は大丈夫のようだ。そのまま自宅へ向かったが、途中で痕跡を見つけた。確認すると、出発点からそう離れていない国道わきで、国道へ走って出てきている2頭の足跡を確認した。この時点では出血はしていない。

どうやらキツネを追って国道まで出てきた後に、キツネに追いついて絡んでしまい、窮地のキツネの逆襲に遭ったか、キツネを追って交通事故に遭ったかのどちらかのようだ。

自宅に戻ってよく見てみると、傷の場所や付き方は、どうやら交通事故ではなくキツネに噛まれたようで、他にも小さな傷はあったが、左前脚の5か所のうち2か所のキズがかなり深い。

車から降りる際には前足の負担が大きいので、抱きかかえて降ろして自宅に入れると、犬はすぐにいつもの寝場所に行き、寝たまま動かなくなった。

さっそく獣医の診療時間を調べたが、近くに日曜に開業している病院は無かったので、仕方なく今日は自分で出来ることをして、明日の朝一で診て見てもらえるよう、いつも行っている病院に留守電を入れた。

さてと、まずはエリザベスカラーを作る材料は・・・などと考えていたら、留守電を入れた5分後にその病院から返信が来て、速攻で診てもらえることになった。ありがたい。

結果、洗浄して薬を塗り、前足を包帯で何重にもぐるぐる巻きにされてしまい、当初はそれにカラーをしていたのだが、どうやらカラーは外しても自分で包帯を噛みちぎったりしないようなので、自宅に戻った後に外して、今は状況を見ている。 

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脚先までぐるぐる巻き。時々場所を移動するがずっと寝ている

ケガをした直後や、車で運んでいる時、獣医から自宅に戻ってきた後などに、普段あまり聞かない声でこっちを見ながら「ヒンヒン」鳴いている。精神的にもかなり痛手だったに違いない。 

骨に異常が無いようなのが何よりだった。これに懲りてキツネを無防備に追いかけるのではなく、ちゃんと警戒しながらマークしてくれるようになれば、さらにありがたいが、まずはケガを治すことに専念だね。