犬の狩猟本能
隣近所がほとんど牧場になっているため、散歩のために自宅を出るとすぐに牛がいる。彼らは好奇心旺盛で、人や犬を見ると走って近寄ってくるが、犬の方は牛にあまり反応を示さない。
一方、エゾシカもしょっちゅう見かけるが、こちらには過剰な反応を示す。シカやキツネを認識した後に離すと、かなり執拗に追っていく。先日は、おそらく初めてヒグマの親子を追っていき、子グマは木に登って避難していたが、母親にはかなり激しく怒られていた。
シカを見ることは多いが、たいていの場合は犬を離せないために見るだけになる。その場合には仕方なくリードが伸び切った地点で、クンクン鳴きながらジャンプすることがよくある。
そうするとシカの方もこちらに気づいて逃げ始めるのだが、シカが走り始めるとますます狩猟本能が疼くのか、さらにジャンプしてキャンキャン鳴いてしまう。
ほとんど見えないが、動画の牧草地と林の境目にシカが数頭いる。
事情の分からない犬には気の毒だが、現代社会では、シカを見かけたからいつでも即狩猟するというわけにはいかない。
それにしても、犬にとってのウシとシカの違いって、なんなんだろう。