気楽にブログ

独りと犬1、猫1で暮らしている中で気づいたことや考えたこと、使ってみたものなどを紹介してます

スワロフスキーの双眼鏡

 20年近く前からスワロフスキーの双眼鏡が手元にある。

スワロフスキーと言えば、アクセサリーなどを連想するのが普通なのだろうが、実は双眼鏡や望遠鏡なども作っているオーストリアの企業である。

しかも超一流品とされていて、日本で定評のあるメーカーと比べると、桁が一つ間違っているかと思うぐらいバカ高い。いや、安いメーカーとでは桁が2つ違うかもしれない。

なぜ手元にあるかのいきさつは別の機会にするが、最初にこの双眼鏡をのぞいた時は、すごい衝撃であった。

それまで長い間ニコンの双眼鏡を使っていたのだが、まるで見え味が違う。そしてこの双眼鏡になれてしまうと、他の双眼鏡を使えなくなる。見える画像がものすごくガサツに感じるのだ。

しかしさすがに20年近く使っていると、いろいろな不具合が生じてきて、昨年とうとうピントのリングが正常に動かなくなり、修理に出すことにした。

私が毎日のように双眼鏡を使う生活であることや、高価なものでも手荒に扱うことも原因だったのだろう。だいたいは車の助手席あたりに放置している。

修理の手配をしている際に、スワロフスキーの双眼鏡の値段に納得がいった。日本の代理店に連絡したのだが、購入時についていたスワロ使用者登録をしていれば、修理費は無料だと言う。

しかも、さかのぼって登録できるので、購入時の書類を送ってくれれば、無料の手続きをした上で販売元のオーストリアまで送ってくれ、送り返してくれるとのこと。

それを聞いて、懸命に当時の購入した際の箱を探し出し、何とか書類を見つけて双眼鏡と共に代理店に送ったのは言うまでもない。

海外までの往復なので、一か月ちょっと待たされたと記憶しているが、帰ってきた双眼鏡は新品同様になっていた。修理に出す原因となったピントリングはもちろん、他の細かい不具合部分もことごとく元の状態になって帰ってきた。

さすがは超一流と言われる双眼鏡メーカー。こういう対応をしてくれるのであれば、この値段も納得できる。これは紛失したり盗難に遭ったりしなければ、一生使い続けられると思った。いや、会社が無くならなければ何代にも渡って使い続けられるかもしれない。

双眼鏡を頻繁に使う人であれば、是非手に入れるべき逸品だと思う。しかも早ければ早い程、この超一流品を長く使い続けられることになる。購入時にはかなり無理してでも手に入れさえすれば、壊れても修理は一生無料になる。

しかしどれだけの修理依頼が来るのかもわからないのに、全て無料で受け入れる会社もすごいと思う。いや、自分のところで制作・販売している製品に、絶対の自信を持っているからできることなのか。本来は、高価な精密機器を販売するメーカーはむしろこうあるべきなのかも。

以上書いたのは8.5倍の大きい方だが、以前海外へ行く際に8倍のコンパクト双眼鏡も購入した。こちらは10万ほどで買えるので比較的手ごろで持ち運びもしやすいが、見え味にこだわるのであれば、やはり8.5倍の方が断然良い。

余談だが、前述のとおりこの双眼鏡になれてしまうと、他のメーカーの双眼鏡が使えなくなるので、中途半端に使用するのは止めた方が良い。もとの状態には戻れなくなり、いつまでも画像に不満がついて回ることになる。修理期間中の私がそうであった。 

 

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