気楽にブログ

独りと犬1、猫1で暮らしている中で気づいたことや考えたこと、使ってみたものなどを紹介してます

シカの角が好き

犬がまたシカの角を探しだした。

以前の一本目は土に埋まっていたのを時間をかけて掘り出し、うれしそうにくわえて歩いていたが、あまりに重そうだったので、途中から自転車のかごに入れて家まで戻った。その間自転車のかごを恨めしそうにしきりに見ていた。

今回はやぶの中から見つけて、また自分で運び始めたので、最後まで運ばせてあげた。画像には残せなかったが、角をくわえて速足で歩く姿はなかなか様になる。くわえたまま玄関に入り、しばらくは楽しそうに角をかじっていた。

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前に山中で放した時に、急に立ち止まり急斜面の上を見つめていたと思ったら、おもむろに斜面を駆け上がって行った。

あれれ、と思い上を見ていたら、やがて半端ない笹やぶのガサガサ音が下へ向かってきて、音源を確認したらシカと犬が一体となって斜面を落ちてきていることがわかった。どうやら斜面を登った犬が逃げるシカに追いついて噛んで、その拍子に双方ともども斜面を転げ落ちたらしい。

基本的に狩猟犬なので、シカはもともと大好きだから、同じ匂いのするシカの角には、とても興味をひかれるのだろう。家の中にある自分で探しだした角2本は、飽きずに時々遊んでいる。

ところで、シカの角は毎年春に抜け落ちるのはご存じだろうか。シカは春から夏にかけて角を成長させて、秋に枯れ角になって完成し、繁殖期にこの角でオス同士で戦い、たくさんのメスを獲得してハーレムを作る。

冬の間にその役目を終えた角は、春になると抜け落ちて、またゼロから成長を始める。なんという無駄なサイクルだとも思えるが、あの重い角を夏から冬まで頭に乗せておくからには、シカにとっては重要な要素なのだろう。

毎春1頭から2本が落角するので、毎年かなりの数が落ちているはずなのだが、そんなに簡単には見つからない。

試しに検索してみたら、犬のおもちゃとしてたくさんの種類が売られていた。しかも一本そのままだとかなりの値段だ。そうだ、もとでゼロなので集めて売ろうかな(笑)

いっそのこと角探し犬に仕込んで、一儲けするとか・・・って、そんなに睨むなよ~!

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