気楽にブログ

独りと犬1、猫1で暮らしている中で気づいたことや考えたこと、使ってみたものなどを紹介してます

犬の狩猟本能

隣近所がほとんど牧場になっているため、散歩のために自宅を出るとすぐに牛がいる。彼らは好奇心旺盛で、人や犬を見ると走って近寄ってくるが、犬の方は牛にあまり反応を示さない。

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近所のウシには反応が薄い

一方、エゾシカもしょっちゅう見かけるが、こちらには過剰な反応を示す。シカやキツネを認識した後に離すと、かなり執拗に追っていく。先日は、おそらく初めてヒグマの親子を追っていき、子グマは木に登って避難していたが、母親にはかなり激しく怒られていた。

シカを見ることは多いが、たいていの場合は犬を離せないために見るだけになる。その場合には仕方なくリードが伸び切った地点で、クンクン鳴きながらジャンプすることがよくある。

そうするとシカの方もこちらに気づいて逃げ始めるのだが、シカが走り始めるとますます狩猟本能が疼くのか、さらにジャンプしてキャンキャン鳴いてしまう。

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ほとんど見えないが、動画の牧草地と林の境目にシカが数頭いる。

 

事情の分からない犬には気の毒だが、現代社会では、シカを見かけたからいつでも即狩猟するというわけにはいかない。

それにしても、犬にとってのウシとシカの違いって、なんなんだろう。

 

フレキシジャイアントテープ10Ⅿの補足

だいぶ前に紹介した「フレキシジャイアントテープ10Ⅿ」だが、もう半年ぐらい使い続けているので、その後の補足や訂正などを書いておく。 

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まず、ちゃんと操作、制御すれば大丈夫と書いていたが、先日自転車で散歩中に、結構なスピードで走行中に派手にすっころんでしまった。

原因は、犬がキツネを見つけて突然ダッシュしたため。右手にリードと自転車のハンドルを持っていたので、ハンドルごと前方にもっていかれて、走行中にハンドルを左に切る形となって、右前方のアスファルト上に投げ出されてしまった。

苦痛で路面からしばらく動けないでいる間に、犬はリードを引っ張りながらはるか前方へ走ったが、これも前に紹介したリード本体が追いかけてくる恐怖症が発動されて、走った先の地点からは動かずにいたため無事回収。 

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長いリードは、急にダッシュされると、その長さ分のスピードが加速されて、伸び切った時に急にストップすることになるため、その時に腕に受けるショックが半端なくなる。

事前に予想がつけば、伸び切る前に腕を後方に下げておき、腕の振りでそのショックを緩和できるのだが、自転車だとなかなかそうもいかない。

ちなみに、ほかの伸縮リードでだが、一部分をゴムの伸縮性で緩和するアタッチメントがあり、それも試してみたがほとんど気持ちの問題程度だった。

犬種や犬の個性、年齢にもよるだろうが、元気な犬の場合には、この伸び切る際のショックは、女性などにはかなりシンドイと思われる。

伸び切る前にストッパーを押すと止まるが、これも急に止まるために状況が変わることはない。せめてストッパーで止まり方を加減できるようになれば楽なんだが、むずかしいのかな。

ただ、これまで何回も飼い主の手を離れ、アスファルトやコンクリの上などを引きずり回されているが、今のところは何の不具合も生じていない。

値は張るが、ほかのリードの倍、三倍の期間の使用に耐えられるとすれば、得なのかもしれないが、半年の使用では、まだそこまでは言えないかなぁ。

 

犬のおかげで見えてくること

前回の後半では、犬がいろんなモノを回収する話を書いたが、いままでどんなモノを回収しているのかを思い出しながら紹介したい。

まず、空き缶、ペットボトルは当たり前に回収する。ただし、臭いの有無なのか、すでに認識済みということなのか、無視する時もある。

最近たびたびあるのはバナナの皮、これは一見舗装路を自転車で走っていると気がつかないのだが、臭いをたどってしっかりと草やぶの中から回収してくる。

 

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全く見えない所から、得意そうに回収してくる

 

おそらく捨てた人は、やぶの中なら目につかないだろうと放り投げたのだろう。確かに人目にはつかなかったが、犬の鼻はごまかせなかった(笑)

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何回も回収しているが、今まで私が見つけたことは一回もない

あとは、ティッシュなど、白っぽいモノが好きなような気がするが、これらは人が使ったか食べた後の可能性が高いので、あまりくわえさせないようにしている。

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ヨーグルトの入れ物かな

珍しいところでは、前回紹介したアオジと、それ以前にやはり路上に落ちていたアカゲラの新鮮な死体があった。これを見つけた時に見せた、とても大切なモノを大事そうにくわえた感じの、神妙な表情が忘れられない。

また、これも前に紹介したが、シカの角を二度回収してきており、今でも時々かじって遊んでいる。

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まだまだ飽きない自宅まで運んできたシカ角

今までで一番の大物は、タヌキの死体だった。冬に雪の中から掘り出してきて、これも「やったぜ!」という感じでうれしそうにくわえて持ってきたのだが、突然犬の大きさとそんなに変わらない黒っぽい物体を持ってきたその姿を見て、とても驚いてしまった。

犬のおかげで、自宅周辺のごく限られた範囲でも、交通事故死の死体や、誰かが捨てた様々なゴミの多さを改めて感じることができる。野生の生き物は、もっとどん欲にこういうモノを探して利用して生きているに違いないが、はたしてそれでいいのだろうか。

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おいおい、いくらなんでも、それは無理だぞ!

 

ハーネス決定!アオジの死体回収

ずいぶんと間が開いてしまったが、犬用ハーネスの続きを書いておく。

前回これにする、と言ってたラフウエアのフロントレンジハーネスも良かったのだが、

残念なことにGPSが、ギリギリでポケットに収容できなかった。

 
そこで、さらに物色したところ、同じラフウェアのハイ&ライトハーネスという製品にもポケットが付いており、上のものよりもポケットが大きかったので、結局これに落ちついた。
こちらのポケットは、かなり大きくて、GPSや折りたたんだビニール袋なども余裕で収納でき、マジックテープでしっかりと閉じられるようになっている。
ただ、ライトというだけあって、軽くていいのだが、耐久性が少し不安で、藪の中に潜り込むせいか、すでに2,3か所にキズが入っている。

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また、軽量に小さく細く作られているためか、引っ張る向きによって左右にずれるのが少し気になる。上の写真では体の中心線よりも左側、飼い主側にずれている。
まあ、それが原因で抜けてしまう心配はない、と言うかしっかりと装着していれば、抜けたり外れたりする心配は全くないだろう。
耐久性を確かめることも含めて、しばらくはこれを使ってみることにした。
 
そのハーネスを装着しての散歩中、道路上にアオジの死体が落ちていたのを目ざとく見つけて自ら回収し、自宅の玄関まで運んできた。おそらく交通事故だろう。
興味津々で、空き缶やペットボトルなどは、別な興味が生まれた時点で路上に再放置するのだが、これは玄関まで長い道のりを運びきった。
ちなみに一度回収した時点で自分の所有になるので、もともと捨てられていた物でも、回収して再度捨てると不法投棄で罰せられる。犬に適用されるのかは不明だが、飼い主が責任を負うのかも?
野生の生き物も例外ではなく、無主物(持ち主の存在しないもの)とみなされ、まして誰かが捨てたものでもないため、回収した人のものとされてしまう。
このアオジは、玄関先に放置していたら、数時間後にはなくなっていた。犬がしきりに周辺の臭いを探っていたので、キツネにでも持ち去られたのだろう。
個人的には、死因はともかくとして、野生の生き物が死んでしまった場合には、ほかの野生動物に食べてもらうのが一番良いと思っている。それが本来あるべき命のつながりというものだろう。

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ラフウェアとGPSトラッカー

前回注文したと書いたラフウェアのハーネスが届いていて、何回か装着して散歩もした。

中々機能的で大きな収納スペースがあるのに、とてもすっきりしていて良かったのだが、一つ難点がわかった。

それは、ハードな野外活動にこだわって作られているために、バックルなど突起物となるものを排除しており、結果テープをいちいち金具に通して、毎回長さの調節が必要となるために、装着に時間がかかることだ。

すぐに、これは毎日朝夕はしてられないな、と思った。しかしその製作コンセプトには、とても共感できたし、装着した状態の機能性は大変気に入ったので、これはこれで長時間山へ入る時などに重宝しそうだ。

 
というわけでGPSトラッカーの普段の携帯は振出しに戻ったのだが、なんとなくホームセンターで物色していたら、意外なところでベルト通しの付いた小さな小銭入れが目にとまった。しかもしっかりとファスナーによる取り出し口になっている。しかし、先日のように何時間も山中で走り回っている状況では、強度的に不安がある。おそらく首輪を通している部分が持たないと思う。
欲を言えば、この半分ぐらいの大きさで十分なのだが、さすがにそれだと本来の小銭入れとしては役に立たなくなるだろう。
とりあえず現在ウチの犬は、小銭入れを携行して毎日の散歩をしている(笑)

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簡単に装着できて、強度もあり、しっかりとGPSが携行できるものを探して、同じラフウェアの商品を物色していたら、IDタグが収納できるポケットがあるハーネスがあった。これなら一度調整しておけば、バックルを2つ繋げるだけで装着できる。
今まであまり認識していなかったが、このRUFFWEAR(ラフウェア)の製品は、とても犬のことを考えて作られているし、商品のラインナップを見ているだけでも、メーカーのコンセプトが明確に感じられる。
国内ではモンベルが代理店であり、店舗に行ければ実物が見られるかもしれないが、あいにくと自宅から一番近くのモンベル店までは、車で2時間ほどかかってしまう。
 
 
どうもGPSトラッカーにこだわりすぎかもしれないと思うが、数か月使っていて、携帯電波のあるところでは非常に役に立つことがわかっているので、今しばらくこれにこだわってみたい。

 

犬がまた山中で一泊した

おまけに翌日に犬を回収した時にはすでに、首輪に装着していたGPS発信機は脱落していた。あ~!一万円が無くなってしまった~ 

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 前日の16時ごろに姿を消して、夜遅くまで探していたがついに一度も姿を確認できず。その日の明け方から捜索を再開して、試しに入ってみた隣の林道でひょっこり姿を現した。ひどくホットして慌てて車内に回収したので、その時にはわからなかったが、携帯圏内に入ってもスマホに反応がないことに気づき、首輪を確認したら固定部品と共にすっぱりと首輪から消え失せていた。

今回姿を見失った地点は、ぎりぎり携帯圏外であったため、時々GPSトラッカーとの接続があるかどうかを確認していただけだったが、途中から画面が全く反応のない赤色に変わって変化が無いことが少し気にはなっていた。

今ごろは、人知れず山中のササやぶとかに転がっているのだろう。GPSなのに携帯電波が無いために、脱落場所の検討すらつかないことがちょっとくやしい。GPSポイントさえわかれば、その半径20mに落ちているだろうし、はたして人力で行ける所なのかどうかもわかる。

この製品の首輪への取り付けアタッチメントに不安があることは、複数の使用者がレビューに書いているとおりで、私も最初は不安だったが、結構やぶの中に入ったりGPS本体が泥だらけになって帰ってきても、しっかり固定されていたのでいつのまにか気にならなくなっていた。

さいわい登録手続き時に保険に入っていて、同じものを送ってもらうことにはなったが、今度はこのアタッチメントは使用せずに、現在新たにハーネスを注文している。今後はこのハーネスのポケットに入れておけば安心だ。 

ほんとはごく小さいポケットさえ付いていれば良かったのだが、なかなか良いものが無かったのと、携帯電波の圏外でも使えるGPSや電波発信機なども入れる可能性を考えた。
今もスマホのアプリ画面の地図は、犬を見失った地点近くにプロットされたまま動かない、接続できません表示のままになっている。ちょっと悲しいが、肝心の犬の方は無事で、これを書いている隣で寝ているのだから何も問題は無い。 

シカの角が好き

犬がまたシカの角を探しだした。

以前の一本目は土に埋まっていたのを時間をかけて掘り出し、うれしそうにくわえて歩いていたが、あまりに重そうだったので、途中から自転車のかごに入れて家まで戻った。その間自転車のかごを恨めしそうにしきりに見ていた。

今回はやぶの中から見つけて、また自分で運び始めたので、最後まで運ばせてあげた。画像には残せなかったが、角をくわえて速足で歩く姿はなかなか様になる。くわえたまま玄関に入り、しばらくは楽しそうに角をかじっていた。

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前に山中で放した時に、急に立ち止まり急斜面の上を見つめていたと思ったら、おもむろに斜面を駆け上がって行った。

あれれ、と思い上を見ていたら、やがて半端ない笹やぶのガサガサ音が下へ向かってきて、音源を確認したらシカと犬が一体となって斜面を落ちてきていることがわかった。どうやら斜面を登った犬が逃げるシカに追いついて噛んで、その拍子に双方ともども斜面を転げ落ちたらしい。

基本的に狩猟犬なので、シカはもともと大好きだから、同じ匂いのするシカの角には、とても興味をひかれるのだろう。家の中にある自分で探しだした角2本は、飽きずに時々遊んでいる。

ところで、シカの角は毎年春に抜け落ちるのはご存じだろうか。シカは春から夏にかけて角を成長させて、秋に枯れ角になって完成し、繁殖期にこの角でオス同士で戦い、たくさんのメスを獲得してハーレムを作る。

冬の間にその役目を終えた角は、春になると抜け落ちて、またゼロから成長を始める。なんという無駄なサイクルだとも思えるが、あの重い角を夏から冬まで頭に乗せておくからには、シカにとっては重要な要素なのだろう。

毎春1頭から2本が落角するので、毎年かなりの数が落ちているはずなのだが、そんなに簡単には見つからない。

試しに検索してみたら、犬のおもちゃとしてたくさんの種類が売られていた。しかも一本そのままだとかなりの値段だ。そうだ、もとでゼロなので集めて売ろうかな(笑)

いっそのこと角探し犬に仕込んで、一儲けするとか・・・って、そんなに睨むなよ~!

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