気楽にブログ

独りと犬1、猫1で暮らしている中で気づいたことや考えたこと、使ってみたものなどを紹介してます

犬が尾を振る訳

この4日間、ほぼ犬と一緒にいることができた。

人間の方も幸せで平和な、犬と共にいろんなところへ出かけたり、家でまったりできたりした良い日々だったが、犬の方にとっても飼い主と一緒にいられてとても良かったに違いない。

もう何度も犬や猫を看取っているが、そのたびに必ず思うのは、もっと一緒にいてあげたかった、いろんなところに連れて行きたかった、もっと様々な経験をさせてあげたかった、動かなくなってしまった体を前にしていつも同じことを思う。

それは生きている時にどんなに努力しても、この後も同じ思いが駆け巡るのはわかっているのだが、それでも命ある時にできることは、なるべく同じ空間で同じものを感じていたいと思う。

おかげで日に何回も散歩を要求された。中途半端に短時間で済ませると、帰宅して間もなくまた外に出たいと言ってくる。

山はもちろん、近場の海岸にも出かけたが、波はちょっと怖いらしい。

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海岸で散歩

近所の牛とのご対面も、なんか今回はノリがいいように感じる(笑)


牛とイヌ

 

犬が尾を振るということを、犬が心底喜んでいると思っている人がいるが、それは違う。尾を振るのは犬の心の葛藤だ。嬉しいけど怖いために、どう行動しようか迷っている状況なのだろう。その嬉しいと怖いの割合で、尾の振り方も行動も違ってくる。

相手の犬に警戒しつつも近づきたい、獲物を狙っているが飛びかかるタイミングを計っている時などは、尾はいつもよりも小刻みに振られる。つまり飛びかかろうか待とうか、もう少し近づこうか迷っているのである。

ちなみに上の動画では、ほんのわずかしか尾を振っていない。

本当に気を許している時、満足している時、リラックスしている状況では、犬は尾を振らない。

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リクライニングチェアに割り込んでくつろぐ

猫の方は相変わらずで、こちらがずっといようがいまいが、自分の気が向いたときに時々やそばにやって来て、撫でろ、かまってくれと要求する。それはそれで、とても猫らしくて良い。猫は猫のペースで、一緒の時間を重ねていければいいのだと思う。

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やっとこちらを向いてくれた